債権譲渡に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
- 譲渡禁止特約のある債権の譲渡を受けた第三者が、その特約の存在を知らず、知らなかったことにつき重大な過失があったとしても、当該債権を取得することはできる。
- 債権の譲受人が譲渡禁止特約の存在を知っていれば、さらにその債権を譲り受けた転得者がその特約の存在を知らなかったことにつき重大な過失がなかったとしても、債務者はその転得者に対して、債務の履行を拒むことができる。
- 譲渡禁止特約に反して債権を譲渡した債権者は、その特約の存在を理由に、譲渡の無効を主張することができない。
- 譲渡禁止特約のある債権をもって質権の目的とした場合において、質権者がその特約の存在について悪意であるときは、債務者は当該質権者に対して履行を拒むことができる。