【宅建業法の重要用語6.5】 手付の制限

今回学習するのは、分野6「8種制限」の重要用語6.5「手付の制限」です!
まずSTEP1で、用語に関連する基本的な内容を例題を通じて学習しましょう。
次にSTEP2で、宅建試験に頻出する要点をおさえます。
最後にSTEP3で、実際の過去問を解いて理解を確認することで、重要用語の知識を自分のものにしましょう!

関連用語「手付」

読み方
てつけ
重要度
★★★☆☆
意味
売買契約において、買主が売主にあらかじめ交付する金銭。複数の種類がある。

STEP1: 基本事項を覚えよう

まず、重要用語についての基本的な知識を学習しましょう。赤色で隠れている部分をタップして答えを確認!

手付とは
・民法上手付は、以下の4種類があるとされている。
・①証約手付 契約の成立を証明するための手付
・②違約手付 契約違反があったときに買主に没収されるものとして交付される手付
・③損害賠償額の予定としての手付
・④何?手付 相手方が履行に着手するまでは、買主は支払った手付を放棄して、売主は手付の倍額を支払うことで契約を解除できるという性質の手付
・手付の性質は、民法上の契約では当事者間の特約がない場合にどれ?と解されるのに対して、宅建業者が売主となる契約では当事者間の合意の内容にかかわらずどれ?と解される。

例題

【次の文章の正誤を答えよ】
宅建業者が自ら売主になる宅地の取引で授受される手付は、すべて解約手付であるとみなされる。

答えを見る
正しい。宅建業者が売主となる宅地建物の契約では、当事者間の合意の内容にかかわらず、手付の性質は解約手付であると解される

STEP2: 試験によく出るポイントをおさえる

次に、重要用語に関連した内容で宅建試験に頻出するポイントを学習しましょう。

手付額の制限

手付額の制限の規定を理解し、自分で計算できるようにする必要がある。
宅建業法の規定
代金総額の%を超えることができない。%を超える手付の合意は無効であり、%の合意があったものとされる。

手付金等の保全

手付金等に当たる金銭の範囲、保全措置が不要となる場合等について覚える必要がある。
手付金等とは
手付金その他名義を問わず、何?の日以後当該宅地又は建物のいつ?前に支払われる金銭。中間金なども含まれる。
保全措置とその例外
宅建業者は原則として手付等の保全措置を講じた後に手付等を受け取らねばならないが、以下に当たるときは、保全措置を講じずに手付等を受け取ることができる。
①買主への所有権移転登記がされたとき
②(未完成物件の場合)手付金等の額が代金の%以下かつ円以下のとき
③(完成物件の場合)手付金等の金額が代金の%以下かつ円以下のとき
保全の方法
銀行等との保証委託契約
保証会社との保証保険契約
(完成物件の場合)指定保管機関による保全措置

STEP3: 実戦問題に挑戦!

最後に、実際の宅建試験の過去問が解けるか試してみましょう。このページで学習した内容だけで解けるはず!

平成27年度試験 問36-2

手付額の制限

【次の文章の正誤を答えよ】
宅建業者Aが、自ら売主として、宅建業者でないBとの間で建物(代金2,400万円)の売買契約を締結する場合、Aは、Bとの間における建物の売買契約の締結の際、原則として480万円を超える手付金を受領することができない。ただし、あらかじめBの承諾を得た場合に限り、720万円を限度として、480万円を超える手付金を受領することができる。

答えを見る
誤り。宅建業者が自ら売主となる契約において、宅建業者は、代金の20%を超える手付金を受領することはできない。あらかじめ買主の承諾を得たとしても、10分の2を超える手付金を受領することは許されない。代金の20%は480万円であるから、これを超える額の手付を受け取ることはできない。

平成27年度試験 問40-3

手付金等の保全

【次の文章の正誤を答えよ】
宅建業者Aは、宅建業者でないBとの間で建築工事完了前のマンションに係る売買契約(代金3,000万円)を締結し、その際に手付金150万円を、建築工事完了後、引渡し及び所有権の登記までの間に、中間金150万円を受領したが、合計額が代金の10分の1以下であるので保全措置を講じなかった。

答えを見る
誤り。未完成物件の場合、手付金等(中間金を含む)の額が、代金の額の5%または1000万円を超えれば、保全措置が必要となる。契約締結時に未完成物件であった以上、その後、工事が完了して完成物件になったとしても、この基準は変わらない。
そのため、本問では、中間金(150万円)を受領すると、手付金等の額(150万円+150万円=300万円)が代金額の5%(3,000万円×5/100=150万円)を超えるため保全措置を講じる必要がある。

今回もお疲れ様でした!


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